作業帽子で熱中症対策はできる?ー作業帽子【涼】シリーズと他帽子を実験で比べて分かった効果とはー

この記事は2026年2月に執筆しております。2025年夏は記録的な暑さとなりました。今年2026年の夏はどのようになるのでしょうか。寒いうちから熱中症対策を検討しなければと考える各企業の安全衛生担当者様は多いのではないでしょうか。
屋内での作業であれば空調が効いているし問題ないのでは、と一般の方は考えられますが、とくに製造業における現場では「空調が効きづらい」もしくは「空調を使うことができない」場所が多くあります。
水分を多くとる、空調ウェアなどを身に着けるなどの対策も行われていますが、「作業帽子を被っていると頭が蒸れて辛い」という現場の声はございませんか?安全対策として帽子の着用はしっかりとしてほしい、でも暑さ対策も考えないといけない、どうすればいいのだろう、とお悩みの作業現場の管理者様、実はたくさんいらっしゃいます。ただ、どのような対策があるのかわからない、帽子で頭を覆うのだから、頭が蒸れても仕方がない、だから我慢してもらうしかない、と対策をあきらめてしまう企業様が多いことも事実です。
作業帽子.comでは、そのようなお悩みに応える作業帽子【涼】シリーズを開発、販売しております。すでに使っていただいているお客様からは「体感が全然違う、涼しい感じ」と多くの高評価をいただいております。
ただしまだご使用いただいていない方にとっては、「本当に効果があるの?」というお声もいただきます。またはご購入検討いただいている方が社内の決済権者の方に説明される際にも「コストをかけるのだから数字的な効果を示して」と情報を求められるということもお聞きします。
今回は、そういった疑問に応えるべく、冬ではありますが疑似的に夏の作業空間を作り出し、作業帽子【涼】シリーズと、他帽子を比べたときの数字的な差を検証してみました。
ぜひ最後までお読みください。

目次:
1.今回実験した2種類の作業帽子をご紹介
2.作業帽子の効果をどう測定した?実験方法を解説
3.実験結果を公開
4.結果の理由を考察―【涼】シリーズの特徴にどのような効果がある?
5.作業帽子【涼】シリーズがおすすめの作業現場とは
6.まとめ

1.今回実験した2種類の作業帽子をご紹介

今回は2種類の作業帽子を準備し、比較いたしました。
作業帽子【涼】シリーズの代表的な商品である「【涼】二枚天 作業帽子」
一般的な「綿100%のキャップタイプ作業帽子」です。

●【涼】二枚天 作業帽子のご紹介

【涼】シリーズの一番人気、フラッグシップモデルと言える商品です。

※作業帽子【涼】シリーズの特徴は下記からご覧いただけます。
作業帽子【涼】とは

この【涼】二枚天 作業帽子は、正面から後部にはしる流線型のメッシュも特徴で、見た目的にも涼しさを感じます。またデザイン的にスタイリッシュだと評判です。

【涼】二枚天 作業帽子の商品ページはこちら

この帽子を、<涼しい作業帽子>の代表としてチョイスいたしました。

●綿100%のキャップタイプ作業帽子

製造業の方がご使用されることが多いタイプの作業帽子です。
素材は綿100%で、通気口は複数個所にありますが、あまり通気性はよくありません。
生地も厚めのため、重さもそれなりにあります。

この帽子を、<多く使われる作業帽子>の代表としてチョイスいたしました。

この2種類の帽子を使い、実験を行っていきます。

2.作業帽子の効果をどう測定した?実験方法を解説

実験は2026年2月に行いました。まだ真冬ですが夏の作業環境化に少しでも近づけるため、4畳程度の部屋を閉め切った状態でエアコン機器を使い、室温を29℃まで上げました。これにより「夏場の空調が効いている製造現場」を疑似空間として作り上げました。

この疑似空間の中で、下記のような実験を行いました。

■被験者:成人男性(20代)
■着用の作業帽子:①/【涼】二枚天 作業帽子、②/綿100%のキャップタイプ作業帽子
■測定部位:A/帽子内部(額部分)、B/帽子外側表面
■室温:約29℃
■実験内容(太字部分が温度計測タイミング):
・部屋内で被験者は作業帽子①を被り着席状態で静止している。
・15分後、測定部位A(帽子内部)を測定する<測定1>
・上記測定後、被験者にスポットクーラー(送風機)をあてる。
・被験者にスポットクーラー(送風機)を当てて5分後、測定部位A(帽子内部)と測定部位B(帽子外側表面)の温度を計測する<測定2>
※同じ内容を作業帽子②を被って繰り返す。

あくまで疑似空間であること、そして作業を行っているわけではなく静止状態であること(つまり動いて汗をかく状態ではない)状況ではありましたが、エアコンを使って室温を上げていることで、部屋内にいると、若干息苦しさを感じる状況ではありました。
また帽子を被っていることで、被験者も額にうっすら汗をかいておりました。

このような実験を行った結果、

① 【涼】二枚天 作業帽子
② 綿100%のキャップタイプ作業帽子

の差はどのようなものだったのか、ご紹介します。

3.実験結果を公開

先ほどもご紹介した実験内容となりますが、

・15分後、測定部位A(帽子内部)を測定する<測定1>
・被験者にスポットクーラー(送風機)を当てて5分後、測定部位A(帽子内部)と測定部位B(帽子外側表面)の温度を計測する<測定2>

の結果を、
① 【涼】二枚天 作業帽子
② 綿100%のキャップタイプ作業帽子

の2種類についてご紹介します。

15分後、測定部位A(帽子内部)を測定する<測定1>

作業帽子種類温度/測定部位A(帽子内部)
① 【涼】二枚天 作業帽子35.3℃
② 綿100%のキャップタイプ作業帽子35.8℃

【涼】二枚天 作業帽子の方が、綿100%のキャップタイプ作業帽子に比べて、0.5℃、帽子内部の温度が低い結果となりました。

被験者にスポットクーラー(送風機)を当てて5分後、測定部位A(帽子内部)と測定部位B(帽子表面)の温度を計測する<測定2>

作業帽子種類温度/測定部位A(帽子内部)温度/測定部位B(帽子外側表面)
① 【涼】二枚天 作業帽子32.6℃(測定1より2.7℃ダウン)36.6℃
② 綿100%のキャップタイプ作業帽子33.7℃(測定1より2.1℃ダウン)36.5℃

測定部位B(帽子外側表面)の温度は帽子による違いは大きく出ませんでしたが、測定部位A(帽子内部)については、【涼】二枚天 作業帽子の方が、もう一方(綿100%のキャップタイプ作業帽子)よりも1.1℃低く、さらに5分前測定時との差も、もう一方より0.6℃の差があります。

つまりは、【涼】二枚天 作業帽子は、綿100%のキャップタイプ作業帽子に比べて、風を当てることでより早く、より涼しくなるという結果が出ました。
ただし、帽子表面ではなく、帽子内側が、ということになります。

実験結果まとめ

このような結果が出る理由は何なのか、【涼】シリーズの特徴から考えてみました。

4.結果の理由を考察―【涼】シリーズの特徴にどのような効果がある?

実験で使った【涼】二枚天 作業帽子の特徴を前段でご紹介しましたが、
<測定1>で得られた、
暑い場所にいたとき、【涼】二枚天 作業帽子の方が、綿100%のキャップタイプ作業帽子に比べて0.5℃、帽子内部が涼しかったという結果、こちらは<正面から後部まではしる流線型のメッシュ部分>という特徴の効果も考えられます。

正面から後部まではしるメッシュが綿100%キャップタイプより0.5℃涼しい理由?!

実験ではネイビーの色の帽子を使いましたが、メッシュ部分が分かりやすいように上記画像ではブルーの色を使用しております。
このように、正面から後部まで、大き目にメッシュ部分を採用しております。
帽子を被られることが多い方は実感されていらっしゃるかと思いますが、実際に汗をかくことが多い部分は額付近ではないでしょうか。
この額部分でかいた汗が帽子内部の蒸れ、つまりじっとり感の原因となっています。
この【涼】二枚天 作業帽子は正面サイドから後部までメッシュ生地となっていますので、通気性がよく、額付近の蒸れが外に排出されやすくなります。
この機能により、綿100%のキャップタイプ作業帽子(全体的に帽子生地が暑い、また通気性があまり良くない)よりも帽子内部の温度を抑えられているのではないかと仮定できます。

※帽子後部にメッシュ部分を作ったキャップタイプの作業帽子も多くございますが、汗をかきやすい箇所が額であることを考えると、【涼】二枚天 作業帽子のように帽子正面にメッシュ部分があるという意味は大きいと思われます。

次です。
<測定2>で得られた、
涼しい風を当てたときの温度の下がり方について、【涼】二枚天 作業帽子の方が、綿100%のキャップタイプ作業帽子よりも1.1℃低く、さらに5分前測定時との差も0.6℃の差があるという結果、こちらは<気化熱促進繊維により帽子内の熱を奪い温度を抑える効果がある>という特徴の効果も考えられます。

気化熱促進繊維を帽子本体に使っているから、他の帽子より温度が下がるスピードが速い?!

【涼】シリーズすべての特徴となりますが、この作業帽子では、打ち水の原理を用いた気化熱促進繊維を帽子本体に使用しています。

打ち水とは、水が蒸発する際に気化熱を奪うという効果を使用した、日本古来よりの風習です。夏の朝夕などに道路に水をまくと一瞬涼しさを感じる、このような経験をされたことがある方もいらっしゃると思います。

この打ち水の原理を使用した繊維を使っています。運動時に発生した汗を肌側の繊維が素早く吸収し、生地表面の気化促進繊維が蒸発を加速させることで繊維に触れた部分の熱を奪い温度を抑える効果が有ります。
この繊維を帽子に使っています。それにより帽子内部、たとえば額部分にかいた汗の蒸発を加速させることができますので、他の帽子(今回でいえば、綿100%のキャップタイプ作業帽子)より、早く、涼しい状態にすることができた、と考えられます。

つまりは「気化促進繊維により汗の蒸発による気化熱効果がより大きいから、早く涼しくなった」ということです。

今回の実験は、私たちなりの方法で行ったものになりますので、効果を正しく検証できるものではありません。
しかし一例とはなりますので、ご参考にしていただけると幸いです。

★今回ご紹介した【涼】二枚天 作業帽子の特徴は、他【涼】シリーズにおける共通の特徴ともなります。涼しい作業帽子をお探しでしたら、ぜひご相談ください。(お問合せフォームはこの記事の最後にご紹介しております)

5.作業帽子【涼】シリーズがおすすめの作業現場とは

わたしたちの作業帽子【涼】シリーズは、上記でご紹介してきたような特徴があり、実験で得られた数字的効果もございます。

では実際に作業帽子【涼】シリーズが活躍しやすい作業現場はどのようなものがあるのか、ご紹介いたします。

おすすめは「熱がこもりやすい屋内の作業現場」でのご活用です。

空調が十分に効果を発揮していて、どの場所にいても一定の温度・湿度がキープされている現場であれば、通常の作業帽子でもよろしいかもしれません。
ただし実際の作業現場を見させていただく、現場ご担当者の方のお話をお聞きすると、「どの場所・どの作業においても一定の涼しさである」とは言い切れない状況が多くあるとことを私たちは実感しております。

たとえば、
・製品の移動等のため、工場内での移動が多い方(涼しい場所もあれば暑い場所もある)
・工場内の熱源付近での作業が多い方(空調の効果が得られない)
・機械下、天井裏などでの点検作業などを行う方(空調が届かない)
・半屋外での倉庫作業を行う方(局所的なスポットクーラーしかない)
などが考えられます。

それでも、作業場所付近に冷却用の設備(扇風機、スポットクーラー等)を設置されているでしょうから、空調とまではいかないまでも、風には当たることができる、そのような環境は整備されています。

そのような場所で風を頭部にあてることで、作業帽子【涼】シリーズは、涼しさをより実感できます。

わずか数℃の違いではありますが、その数℃の違いが、作業者のストレスを大幅に軽減してくれるはずです。
こちらの実証実験は行えておりませんが、今後そのような効果を数字的にお伝えできるような活動も行うことが出来ればと考えております。

6.まとめ

作業帽子【涼】シリーズは、日本全国の製造業等のお客様に多くご使用いただいております。「今まで使っていた帽子より涼しいし使いやすい」などのお言葉もいただいておりますが、「では実際、どのくらいの差があるのだろう」という部分について、ご紹介できる資料がなく、筆者としてももやもやしておりました(笑)。
今回、あくまでも社内実験とはなりますが、作業帽子【涼】シリーズが、他の帽子に比べて涼しいという数字的結果を得ることができました。

実験結果を再度ご紹介

わずかな温度差であっても、作業現場における「集中力」「体力消耗度」「安全性」には大きな影響を与えます。とくに過酷となっている夏場の環境においては影響が顕著に表れます。夏の作業現場における「頭部の暑さ対策」は重要なポイントとなります。

熱中症対策の一環として、作業帽子【涼】シリーズの導入を検討いただく、その検討材料として今回の記事を活用いいただければ嬉しいです!

日本の作業現場を快適にしたい、そうすることで皆さまの課題解決のお役に立ちたい、そんな想いを持ち、作業帽子を制作しております。
お困りごとなどございましたら、ぜひご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

トップへ戻る