作業帽子.com JUTOKUオリジナル作業用多機能CAP
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作業帽子に機能性素材を活用し気化熱を利用し涼しいを特価した作業する人の為の帽子をオリジナルで日本で制作しています。

転写加工についての社内勉強会を開催しました!

私たちジュトクは作業帽子を一つ一つ手作りしています。会社名やロゴなどを名入れしてご使用いただくことも多い作業帽子ですが、名入れ加工の種類もいくつかございます。その中で、「転写加工」という名入れ方法について、ジュトクの営業部門の知識をより高めていくため、製造部門主催で社内勉強会を実施いたしました。今回の記事では、その社内勉強会の様子をレポートさせていただきます。ジュトクの様子を知っていただくと同時に、転写加工についての知見も高めていただければ幸いです。

目次:
1.転写加工とは?
2.社内勉強会の様子
3.まとめ

1.転写加工とは?

画像3_作業帽子に名入れ加工をするなら

まずは転写加工について、ご紹介させていただきます。

下記の記事で作業帽子の名入れ加工についてご紹介しておりますので、ぜひ合わせてお読みください。
作業帽子に名入れ加工をするなら?選び方と加工方法の種類をご紹介 – 作業帽子.com JUTOKUオリジナル作業用多機能CAP

上記の記事内でもご紹介しておりますが、
転写加工とは以下のような内容になります。

転写(熱転写)による名入れ加工は、複雑なデザインやフルカラーの表現が可能なため、人気のある加工方法です。イラスト・ロゴなどのカラフルなデザインを帽子にそのまま表現したい場合に最適です。

特徴:
転写加工(熱転写)は、専用の転写紙に印刷したデザインを帽子の表面に圧着する方法です。デザインは、インクジェットプリンターやレーザープリンターで専用の転写シートに印刷され、その後、熱と圧力を加えて帽子に転写します。この方法により、フルカラーや写真のような細かいディテールを鮮やかに再現できます。

メリット:
① デザインの再現性が高い
フルカラー印刷が可能で、写真や複雑なイラストなど、細かいディテールも鮮明に再現できます。特に、多色を使用したデザインやグラデーションの表現が得意です。
② 少量生産に向いている
シルク印刷のように版を作成する必要がなく、初期コストを抑えられるため、少量生産にも向いています。

デメリット:
① 耐久性に劣る場合がある
シルク印刷や刺繍加工と比べると、転写による名入れ加工は摩擦や洗濯に対して弱い場合があります。屋外での使用頻度が高い場合や、頻繁に洗濯する必要がある場合は、名入れ部が色あせたりすることもあります。
② 特定の素材に制限がある場合がある
一部の転写シートは、特定の素材(例:撥水性が高い素材)には適さない場合があります。そのため使用する帽子の素材に応じて、適切な転写シートを選ぶ必要があります。

転写加工以外にも、名入れの方法はございます。
作業帽子の種類や、名入れ内容、ご予算などによって、最適な名入れ方法をご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらまで。

2.社内勉強会の様子

ここからは、2025年2月4日(火)にジュトク向山工場内で行われた「転写加工」社内勉強会の様子をレポートいたします。

勉強会には、先生役として製造部から1名、生徒として営業部から5名が参加いたしました。

まずは先生から、転写加工とはどのように行っていくのか、を説明してもらいます。

転写加工は、転写シートを帽子など対象物の対象箇所に熱で圧着することで名入れしていきます。
帽子はエプロンなどのように平面の部分が少なく、曲面の部分が多いため、圧着の際、技術が必要になります。
たとえば帽子の中央部分に縫い目があり、そこに会社ロゴや会社名の名入れを行うことは多くあります。縫い目部分は少し出っ張る形になっているため、そこに小さい文字などを転写することが難しいということを営業部メンバーに説明していただきました。

この問題については、名入れデザインに少しの工夫を加えることで作業性がよくなったりしますので、名入れデータを作成することが多い営業部のメンバーからは、今後の作業に活かしていきたいという声を聞くことができました。

文字の太さを工夫する、細かい文字や記号、模様については大きな文字部分などに密着させるデザインにする、など、転写印刷の仕組みを知ることで、適切なご提案をお客様に対して行うことが出来ます。品質の良い作業帽子をご提供するために、日々自分たちの知識量を増やしていきたいと考えています。

次に営業メンバーが実際の転写加工を行ってみました。
挑戦した営業メンバーは、転写加工を行うのは初となります。

① 対象の帽子を機械にセットします。確実に転写を行うためには、対象の帽子をしっかりと固定する必要があります。帽子は曲面のため、固定が緩いと対象の位置に熱が均一に伝わりません。よって、機械に取付している専用治具を使い、帽子をしっかりと機械に固定します。この専用治具は対象物によって形を変えています。ジュトクでは様々な種類の専用治具を作成し、使っています。

② 転写シートを名入れしたい場所に配置します。帽子の場合、正面に名入れを行うことが多いですが、会社名や会社ロゴなどの位置が、帽子正面の中心からずれていると格好悪いですよね。ここは繊細な作業になります。挑戦した営業メンバーも苦労していました。

③ 機械を使い、熱をあて圧力をかけていきます。対象の品によって熱の温度を変えています。ジュトクでは帽子以外の品に対しても転写加工を行っていますので、温度を間違えず設定することが大事です。

④ この機械にはタイマーがついています。時間がくるとアラーム音が鳴りますので、機械の圧着部を上げます。

⑤ 無事に転写加工ができているのか、確認します。転写シートを帽子から少しずつ剥がしていきます。一気に剥がすのではなく、少しずつ剥がすことが大切です。

⑥ そろりそろりと少しずつ剥がしています。どうやら無事転写できているようです。先生役の製造メンバーからは、初めてこの作業をした営業メンバーに対して、「うまいね!よくできている!」とお褒めの声がかかりました。

⑦ 実はこれで終わりではありません。転写加工した印刷面を固定させるために、もう1回熱をかけます。先ほどと同じように転写加工面に直接熱をあてると転写部分がだめになるため、薄いペーパーをはさみ、熱をかけていきます。

⑧ この作業を行わないと、せっかく転写した印刷面(名入れ箇所)が簡単にはがれてしまうようになります。大切な工程になります。

今回は、人の手でひとつひとつ行う転写加工の勉強会であり、ご紹介となりましたが、大量生産などの場合は、また違った方法で作業を行っていくこともあります。
まずは基本を知る、という意味で、今回、社内で勉強会を行いました。

3.まとめ

今回はジュトク活動のご紹介として、社内で行った転写加工勉強会のご紹介をさせていただきました。
筆者もこの勉強会に参加したのですが、転写加工の奥深さを感じました。
対象の品によって対象箇所のコンディションが異なります。素材の違い、曲面の違い、縫い目の場所など。しかし、しっかりと対象物を固定しないと熱が伝わらないため、「いかにして固定するか」が大切になります。
また、名入れのデザインも様々です。小さい文字、細かい模様など、熱で圧着するには難しいものも出てきます。しかし、デザイン上で少しの工夫をするだけでも、それらの課題は解決できる場合が多くあります。
デザインを行う担当者がそれらについて知っていることで、転写加工に入る前、デザインを起こすタイミングでお客様とご相談、ご提案することができるのがジュトクの強みである、と実感することができました。

このような営業、製造が一緒になった勉強会、随時開催しております。
社員全員の知識レベルをあげていくこと、経験値を高めていくことは、お客様に質の高い商品をご提供することにつながると考えております。

日本の作業現場を快適にしたい、そうすることで皆さまの課題解決のお役に立ちたい、そんな想いを持ち、作業帽子を制作しております。
お困りごとなどございましたら、ぜひご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

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