作業帽子.com JUTOKUオリジナル作業用多機能CAP
TEL 0532-63-5580

作業帽子に機能性素材を活用し気化熱を利用し涼しいに特化した作業する人の為の帽子をオリジナルで日本で制作しています。

製造業の安全担当者が知っておきたい!熱中症対策×作業帽子の最新事情

※この記事は2025年5月に公開いたしました。
2025年6月から事業者に対して熱中症対策が「義務化」されることはご存じでしょうか?今までは努力義務であった熱中症対策が義務化され、違反すれば罰則の対象になる場合もあります。これは労働安全衛生規則の改正として、2025年6月1日から施行されます。こちらは特に暑さに注意をしないといけない製造業の現場において、従業員の安全と健康を守るために必要不可欠となります。
こちらの記事では、製造業の安全衛生担当者の方々に向けて、今回の義務化のポイントや、対策として有効になる作業帽子、そしてその他の熱中症対策品についての情報もご紹介していきます。

目次:
1.熱中症対策義務化のポイントをおさらい
2.なぜ作業帽子が熱中症対策に有効になるのか
3.ジュトクの作業帽子【涼】シリーズは暑さと向き合ってきました
4.頭だけでなく全身快適な作業環境を構築するために出来ること
5.まとめ

1.熱中症対策義務化のポイントをおさらい

2025年6月1日の労働安全衛生規則の改正、そちらに伴う熱中症対策の義務化とはどのようなものなのでしょうか。

まず、どのような作業が対象になるか、ですが、

「WGBT28度以上又は気温31度以上の環境下で連続1時間以上又は1日4時間以上の実施」が見込まれる作業の場合

となります。
※WGBTは暑さ指数のことです。
“暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。 暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。”
引用:https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php

WGBT値(暑さ指数)は暑さ指数計を用いて計測することができます。上記記載のWGBT28度以上というのは現状警戒のレベルになり、31度以上となれば危険レベルになります。

上記のような作業が発生することが予測される事業者には、熱中症対策が義務付けられます。
では、どのような対策が義務付けられるのでしょうか。下記の対策となります。

報告体制の整備

「熱中症の自覚症状がある作業者」や「熱中症のおそれがある作業者を見つけた者」がその旨を報告するための報告体制(連絡先や担当者)を整備する。

対応手順の作成

熱中症のおそれがある労働者を把握した際の緊急連絡先や作業離脱、身体冷却、医療機関への搬送等、重症化を防ぐための必要な措置の実施手順の作成をする。

関係者への周知

上記2つの項目について関係作業者へ周知すること。

この記事をお読みいただいております、工場での安全担当者様はこの内容はご存じかと思いますし、各現場の状況に応じて対策を進めていらっしゃるのではないでしょうか。
私たちからは、この熱中症対策の義務化について、作業帽子の活用がどのように役立つのかをご紹介したいと考えています。
次の項目から、そちらをご紹介していきます。

2.なぜ作業帽子が熱中症対策に有効になるのか

熱中症はなぜ起こるのでしょうか?
下記のサイトで分かりやすく紹介していましたので、こちらから抜粋してご紹介いたします。
参考:https://www.netsuzero.jp/learning/le12

平常時の人の体温は、36℃から37℃くらいに保たれています。
これは汗をかくことや、体の表面から空気中に熱を逃すことによって体温を調節できているからです。
これが、気温や湿度が高い環境、つまり異常時において、激しい運動を行うと、体内で作られた熱をうまく外に逃すことが出来なくなります。さらにそのような状況で普段以上に運動や活動を続けることで、体がさらに熱くなり、汗をかき、体の水分や塩分が減っていきます。そうすると体内の血液の流れが悪くなり、体の表面から空気中に熱を逃すことが出来なくなり、汗もかけなくなります。結果、体温の調整がうまくできなくなり、体の中に熱がたまって体温が上昇します。
それが熱中症の症状を引き起こしていきます。

そのような体温上昇を受けやすい部位として「頭部」が考えられます。
言葉にしてしまうと何をいまさら、となりますが、「頭部」は人間の体の中で一番上側にあります。ということは一番太陽に近い場所、ともなり、直射日光が一番当たる場所となります。
夏場の外作業においては帽子をかぶることで、直射日光が当たることを防ぐのが大切になります。日傘などを使うこともよいですが、作業を行っている最中は手がうまってしまうため、日傘をさすことはできませんよね。そうなると帽子は必須となります。

また、熱中症対策において気を付けないといけないことは温度だけではありません。湿度も重要となります。
帽子を被ると「頭部」が蒸れてしまう可能性もございます。蒸れによって熱中症の症状が悪化してしまうことも考えられます。
これは屋外作業だけでなく、屋内作業で発生することも考えられます。
そのように考えると、「帽子を被っておけばよい」のではなく、被る帽子、被る作業帽子については吟味する必要があります。

適切な作業帽子を着帽することで、

●日差しを遮る
●通気性のある作業帽子で蒸れを軽減させる
●冷感素材を使った作業帽子で頭部の体温上昇を抑制させる

などの効果を得ることが出来ます。

熱中症対策として、事業者は「報告体制の整備」、「対応手順の作成」、「関係者への周知」が必要となります。
たとえば、この「関係者への周知」において、作業帽子を活用することはいかがでしょうか?
適切な作業帽子を使用することが前提となりますが、
自社の社員に対して、「なぜこの作業帽子を正しく着帽することが熱中症対策につながるのか」の説明を行う、さらに、作業帽子のサイド部分に「熱中症に気を付けよう」などの名入れをする、などはいかがでしょう。

※作業帽子への名入れ方法については下記記事からお読みいただけます。
作業帽子に名入れ加工をするなら?選び方と加工方法の種類をご紹介

そしてジュトクでは、<涼しい>をキーワードに作業帽子【涼】シリーズを開発してきました。まさに熱中症対策に最適な作業帽子です。
次のパートでは、そんな作業帽子【涼】シリーズの暑さとの向き合い方をご紹介します。

3.ジュトクの作業帽子【涼】シリーズは暑さと向き合ってきました

私たちは昨今の異常な夏の暑さが始まる前から、作業現場における「暑さ対策」に目を向けておりました。私たちの掲げる目標に「作業現場を快適に」がございます。暑い、蒸れる、などの多くの悩みを作業者は持っているにもかかわらず、帽子については機能性が高いものが存在していなかった、これでは作業現場は快適にならない、と考え、作業帽子【涼】シリーズを開発いたしました。

作業帽子【涼】シリーズを開発するうえで、暑さ対策として力を入れた部分は「帽子の生地」「帽子の通気性」でした。

「帽子の生地」
何度もトライ&エラーを重ねて、たどりついた結果が、水が蒸発する際に気化熱を奪う効果を利用した生地でした。
この生地を使ったことにより、作業時に発生した汗を繊維がすばやく吸収し、生地表面の気化熱促進繊維が蒸発を加速させることで、帽子内の熱を奪い温度を抑える効果を得ることが出来ました。また、濡らして使うことで気化熱の効果が倍増します。(水で濡らして使う際はタオル等でよく水気を切ってからご使用ください)

「帽子の通気性」
帽子は長時間被るため、内部は蒸れやすくなります。特に頭部から額にかけては一番汗をかきやすい場所です。作業帽子【涼】シリーズは頭部に大型メッシュ孔を採用し、通気性はもちろんですが、室内では空調の風を汗のかきやすい所に送り込む空気孔の役割も担います。このメッシュ孔をどのように配置させるか、デザインするかが要ともなりました。

他にも作業帽子【涼】シリーズは多くの機能をもっております。まさに多機能・高機能な作業帽子といえます。

作業帽子【涼】シリーズの販売が開始された2010年代前半には、今のような「地球沸騰化の時代」がやってくるとは予測できていませんでした。しかし、このように開発した作業帽子【涼】シリーズが、まさに今、必要な帽子となっていることに喜びを感じております。

熱中症対策は、作業者の命を守るために絶対に必要となってきます。
作業現場を快適にしていくこと、それは作業者の命を守ることにもつながっていく、と私たちは考えます。
ぜひ皆さまの快適な環境の構築について、お手伝いさせてください。

※下記のページで作業帽子【涼】シリーズについてお読みいただけます。
作業帽子【涼】とは

4.頭だけでなく全身快適な作業環境を構築するために出来ること

わたしたちは作業帽子で暑さと向き合ってきた経験がございます。
その経験を、ユニフォーム含めた全身を快適にする、という活動にも活かしております。
ですので、作業帽子、作業着含め、「作業現場を快適にするため」のご提案が可能です。
ぜひご相談いただければと思います。

●涼しくてデザイン性の高いユニフォーム
●空調ウェアなどのクールアイテム
●空調ウェアと組み合わせることで効果が上がるプラスアルファアイテム(水冷ベスト、ペルチェベストなど)
●ヘルメット+空調ウェアに組み合わせることで涼しい風をヘルメット内部に送るアイテム
こちらから内容ご覧いただけます。)

など含め、皆さまの作業環境をお聞きしたうえで、全身コーディネートさせていただきます。

こんなコーディネートいかがでしょう?
モデルは営業担当者です。こちらの営業担当者が皆様のお悩みに誠心誠意、お応えいたします。ぜひご相談ください。

5.まとめ

熱中症対策と作業帽子の関係性をご紹介してまいりました。
2025年6月1日施行の法改正への対応、ある意味、事業者にとっては大変なことかもしれません。しかし、これは作業現場の安全管理体制を見直す絶好の機会だと思います。少なくともここ数年のレベルで、夏の暑さが大きく和らぐかというと、それは難しいのではないでしょうか。人手不足による倒産も増えています。熱中症対策を行うことは、対象の事業者にとって義務ではありますが、「働きやすい・快適な環境」を構築することは、人材の流出をおさえ、また新たな人材の確保にもつながっていきます。
安全担当者様の活動、応援いたします。

日本の作業現場を快適にしたい、そうすることで皆さまの課題解決のお役に立ちたい、そんな想いを持ち、作業帽子を制作しております。
お困りごとなどございましたら、ぜひご相談いただければと思います。
お問い合わせはこちらまで。

トップへ戻る