プロが選ぶ!作業帽子の種類と機能を詳しく解説

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作業現場では、作業者の安全性や作業効率を高めるために、適切な作業帽子を選ぶことが重要となります。作業帽子には、保護機能や快適性を備えたさまざまな種類があり、作業内容や環境に合わせて選ぶ必要があります。
多くの種類がある作業帽子。どの作業帽子を選べば自分たちの作業現場に最適なのか、などお困りになることも多いのではないでしょうか?
この記事では、一般的な帽子と作業帽子の違いを説明し、具体的な作業帽子の種類やその機能について詳しく解説していきます。
作業帽子選びのポイントを知り、より安全で快適な作業環境を実現しましょう。

目次:
1.一般的な帽子と作業帽子の違い
2.作業帽子の種類一覧とその機能
3.作業帽子の選び方ガイド
4.まとめ

1.一般的な帽子と作業帽子の違い

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まず、一般的な帽子と作業帽子の違いをご説明していきます。

一般的な帽子の種類と特徴

一般的な帽子には、キャップ、ハット、ニット帽、などさまざまな種類があります。
これらは主にファッションや日常生活で使用され、外見のデザインや用途に応じたスタイルが多様です。帽子の役割は主に「日よけ」や「防寒」であり、機能面ではシンプルなものが多いのが特徴です。

キャップの種類:ハンチング、キャスケット、メッシュキャップ、など
ハットの種類:中折れ帽、山高帽、ポークパイ、など
ニット帽の種類:ワッチ、ニットガイド、など
その他:ベレー帽、イヤーマフラー、など

作業帽子の特徴:安全性・機能性・快適性

作業帽子は作業環境での安全性を重視して設計されています。頭部の保護はもちろん、紫外線や粉塵の防止、通気性、保温性など、特定の作業環境に対応するための機能が求められます。また、長時間の着用を考慮し、快適なフィット感や軽量性も重視されています。帽子の形としては円筒形のトップ部分にひさし(ツバ)がついたワークキャップタイプのものが多いです。定番としては「丸天型」、「八角型」、「二枚天型」などがあります。

2.作業帽子の種類一覧とその機能

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作業帽子といっても、多くの種類があります。
広義でいえば、ヘルメットタイプも作業帽子といえますし、農作業で使う帽子も作業帽子の一種です。
こちらでは作業帽子の種類とそれぞれの機能について、ご紹介します。

キャップタイプ(ワークキャップタイプ)

■主な使用用途:倉庫内作業、軽作業などで

ワークキャップタイプは、倉庫内作業や軽作業で使用されることが多いタイプです。
通気性の良い素材が使われており、長時間の作業でも蒸れにくいのが特徴です。デザインも多様で、企業のロゴを名入れするなど、作業服との統一感を持たせることもできます。
ジュトクで一番お問合せが多い作業帽子になります。

●人気商品
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【涼】丸天 作業帽子
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ヘルメットタイプ

■主な使用用途:工事現場や高所作業などで

ヘルメットタイプの作業帽子は、工事現場や高所での作業に欠かせないアイテムです。
頭部を強い衝撃から守るために、耐衝撃性などに優れた素材が使用されています。通気孔を備えたタイプもあり、夏場でも快適に使用できるヘルメットが増えてきています。

※厚生労働省が定める労働安全衛生法第42条の規定に基づく「保護帽の着用」が規定された作業範囲では、必ず「保護帽の規格」に適合したヘルメットをご使用いただくようご注意ください。

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※保護帽の国家検定規格品ではありません

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ハットタイプ(広いつば付き)

■主な使用用途:屋外作業や農作業などで

ハットタイプは、つばが広く日除け効果に優れているため、農作業や屋外での長時間作業に適しています。防水・撥水加工が施されているものあり、雨天時でも使用可能です。さらに、首元までカバーできるネックシェード付きのタイプもあり、強い日差しの中でも快適に作業できます。

●ジュトクでもハットタイプの取り扱いがございます。
お問合せください

目出し帽タイプ

■主な使用用途:寒冷地での作業、溶接作業や電気工事作業などで

目の部分(時には口の部分)に穴が開いていて、顔全体を覆うことができるタイプです。頭部、顔面、頸部などの保護、防寒、保温などの目的で着用します。
作業帽子としては、溶接帽と言われるものがこのタイプに該当します。

バンダナキャップタイプ

■主な使用用途:食品工場や清潔が求められる現場での作業などで

バンダナキャップタイプは、食品工場や医療現場など、衛生管理が重視される場所で使用されます。軽量で通気性に優れ、髪の毛をしっかりと覆うことで異物混入を防ぎます。抗菌・防臭機能が付いた素材を使用することで、長時間の使用でも清潔感を保ちやすくなっています。

また、作業者の髪の毛などが落下し製品に混入を防ぐために使用する「衛生帽子」と呼ばれる作業帽子もあります。衛生帽子には多くのタイプがありますので、作業現場で求められる品質によってお選びください。

3.作業帽子の選び方ガイド

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作業内容や作業環境に応じて、最適な作業帽子を選ぶことが重要になります。
例えば、工場などの屋内作業であればワークキャップタイプ、衛生管理が必要な作業現場であれば衛生帽子などが選ばれます。

ほかにはどのようなポイントを気にすればよいのでしょうか。
こちらでは、作業帽子を選ぶ際に注意しておきたいことをご紹介します。

季節や気候に合わせた作業帽子を選ぶ

可能であれば、季節ごとに適した作業帽子を用意し、気候に応じて使い分ける(帽子の衣替えも行う)と、快適に作業することができ、作業効率の向上にもつながります。

夏場には通気性や吸汗性に優れた素材が使われている作業帽子、
冬場には保温性の高い素材が使われている作業帽子を選ぶ、などが考えられます。

サイズやフィット感に気を付ける

作業帽子のサイズが合わないと、長時間の使用で疲労感やストレスを感じることがあります。
事前にサイズ感をチェックしておくことをおすすめします。
複数のサイズ展開がある作業帽子であれば、各サイズのサンプルを取り寄せ、使用者ごとにサイズの確認を行っておくこともよいでしょう。

また、作業帽子にはアジャスターレールという後頭部の調節ができる器具が付いているタイプの商品があります。
頭の大きさや、かぶり方に応じて、使用者にとってちょうどよいサイズに調整ができる便利な機能になります。

ユニフォームにあったデザイン、色を選ぶ

作業している方がユニフォームを着用している場合も多くあるかと思います。
作業帽子とユニフォームに一体感があるといいですよね。
ユニフォームの雰囲気にあった形の作業帽子を使用するのはいかがでしょう。

また、カラーバリエーションを持つ作業帽子もありますので、ユニフォームの色味に合わせたカラーを選択することもおすすめです。

●豊富なカラーバリエーションの作業帽子
【涼】二枚天 作業帽子

お手入れのしやすさを考慮する

作業帽子は、毎日使用するものですので、汗や汚れが付着しやすく、定期的なお手入れが必要となります。
帽子が汚れてしまったとき、洗濯機で洗えるのかなど、気になりますよね。
作業帽子が洗えるかどうかは、帽子のタグなどに明記されている洗濯表示を確認しましょう。
水の入った桶のマークに「×」の表示のあるものは、家庭洗濯は不可、となります。
水の入った桶のマークに手を入れている表示のものは、手洗いであれば可能、となります。
ジュトクで取扱いしている作業帽子は庇に芯が入っており、洗濯機を使用した場合に芯の破損につながる為、手洗いを推奨しています。

洗った後、干すときに洗濯はさみを使ってつるすと、帽子に洗濯はさみのあとがつく、つるすことで伸びてしまう、など、型崩れの原因となります。

洗濯はさみは使わず、風通しのよい日陰に干すとよいでしょう。

作業帽子は、汚れることも想定された帽子ですので、多くの商品でお手入れのしやすさは考慮されていますが、気にしておきたいポイントとなります。

4.まとめ

作業帽子は、作業者の安全と快適性を支える重要なアイテムです。
作業環境に応じた最適な種類を選ぶことで、作業効率の向上や、作業者の怪我防止にもつながります。
ぜひ今回の記事を参考にして最適な作業帽子を選び、安全・快適な作業環境を実現していただければと思います。

日本の作業現場を快適にしたい、そうすることで皆さまの課題解決のお役に立ちたい、そんな想いを持ち、作業帽子を制作しております。
お困りごとなどございましたら、ぜひご相談いただければと思います。
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